「ブログはもう稼げない」——この言葉、SNSやYouTubeで一度は見聞きしたことがある人も多いはずです。僕もブログを始める前、この噂を聞いて正直不安になりました。しかし、情報を鵜呑みにして行動しないのはもったいない。そこで僕は、実際に自分の手で100記事を書き、現代のブログ収益化が本当に可能なのかを検証してみました。
この記事では、大学生である僕が「おつゆメモ。」というブログを運営しながら、100記事達成までに経験したリアルな数字・感情・学びを、包み隠さずお伝えします。
結論:2025年でもブログは稼げる。ただし条件付き
僕が100記事を書いて得た結論は、「ブログは今でも稼げる。ただし“昔のようにただ書けば稼げる”時代ではない」というものです。10年前なら、日記や雑記でもアクセスが集まり、そこそこの広告収益が期待できたかもしれません。しかし今は、Google検索上位を狙うには、専門性や情報の正確性、そして読者が求める答えを端的に提供できる力が求められます。
逆に言えば、その条件を満たすことができれば、個人ブログでもしっかり収益化できます。特にターゲットを明確にし、SEOとSNSを組み合わせる戦略が重要です。
理由:稼ぎにくくなった3つの背景
- 競合の質が高すぎる
現在の検索結果は、大手企業メディアや専門家監修サイトであふれています。医療・金融・法律系は特に顕著で、個人がいきなり上位を取るのは難しいジャンルもあります。 - Googleアルゴリズムの変化
GoogleはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を評価基準に強く反映しています。単なる情報の寄せ集めでは評価されず、自分の体験談や独自の分析が必要です。 - 収益の多様化が必須
かつてはAdSenseだけでも月数万円が現実的でしたが、今はクリック単価が低下傾向にあります。アフィリエイトや有料コンテンツ、メルマガなど、複数の収益源を持つことが求められます。
体験談:100記事書いてわかったリアル
ここからは、僕のブログ運営のリアルな数字をお見せします。
- 初収益は35記事目。額は約150円(缶コーヒー1本分)。この時は「本当に収益が出た!」という喜びでスクショを保存しました。
- 50記事時点:月1,200円。ここで初めて「ブログが資産になる」感覚を持ち始める。
- 80記事時点:月4,000円。記事の質を見直し、検索順位が安定し始めた頃。
- 100記事時点:月7,800円。AdSenseとアフィリエイトの比率はおよそ6:4。SNS経由のアクセスも増え、少しずつ“右肩上がり”を実感。
この結果だけを見ると「思ったより稼げないな」と感じるかもしれません。ですが、ゼロから始めて約半年で月7,000円以上の副収入が生まれたことは、大学生の僕にとって大きな意味がありました。
具体例:稼げたジャンルと稼げなかったジャンル
収益性の差はジャンル選びで大きく変わります。僕の経験では以下のような傾向がありました。
ジャンル | 収益性 | 理由 |
---|---|---|
大学生向け副業 | 高 | 検索需要が常にある&アフィリエイト案件豊富。例えば「大学生 副業 おすすめ」で上位を取るとCVRが高い。 |
おすすめサービス(レビュー系) | 中 | 案件単価は高めだが、レビューの信頼性が必要。実際に使った体験を写真付きで載せると成約率アップ。 |
日記・雑記 | 低 | 検索流入がほぼゼロ。SNSフォロワーが多くない限りPVは伸びない。 |
100記事到達までの壁
正直に言うと、50記事を超えたあたりでモチベーションの波がきました。「こんなに書いても成果が出ない」と思う時期です。この時期を乗り越えるために僕がやったことは、
- 過去記事のリライト(古い情報の更新、キーワード見直し)
- 検索上位記事の構成を分析
- 1週間に1本は“勝てる記事”に注力
これらを取り入れることで、記事の質が上がり、アクセスが安定してきました。
今から始める人へのアドバイス
僕がこれからブログを始める人に伝えたいことは4つです。
- テーマを1〜2分野に絞る
雑記では埋もれる可能性が高い。読者の悩みに特化することでGoogleからも評価されやすい。 - SEOとSNSを並行して伸ばす
初期は検索流入が少ないため、SNSからのアクセスを取りに行くのが重要。 - 100記事は「ただ書く」ではなく改善しながら積み上げる
最初の30記事は練習、残りは改善・最適化を意識。 - 収益の柱を複数持つ
AdSenseに頼らず、アフィリエイト・商品販売・スポンサー記事などを組み合わせる。
まとめ
ブログは2025年でも「やり方次第で稼げる」副業です。昔より条件は厳しくなった一方で、個人の体験や独自の視点を活かせば、大手メディアにはない価値を提供できます。
僕の経験から言えるのは、「稼げない」と決めつけてやらないより、まずは30〜50記事書いてみること。その先に、自分なりの勝ちパターンが見えてきます。